クンダリーニ上昇と進化のエネルギー<愛知ソニア>

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現在人類の意識の進化はこれまでにないレベルに到達しています。その背後のメカニズムについて熟考すると、クンダリーニという我々の身体のいたって神秘的な働きを無視することはできないのです。世界中の何百万人という意識レベルの高い人々の間で、クンダリーニは活性の度合いが低いので自覚されるにはいたってないものの、たしかに動き出しているように思われます。また、同じくクンダリーニがもたらす副産物として、不安定、あるいは異常な精神状態や、不明の肉体的障害を抱えた人々も増えてきているのではないかと考えられるのです。人類の意識上昇プロセスの至難な最終段階に今あることはたしかです。

さて、私自身とこのクンダリーニとの関りはというと、ヨガを真剣に学びだして6年ほど経過した32才のときに、かいま体験したことがあります。突如としてそれまでに経験したことのない強烈な変性意識状態に入りました。その体験が今も私に強く影響していることを最近理解するようになりました。あの体験は、たんなる幻覚の罠におちこんでいたと考えるには、あまりにも強烈すぎたのです。それ以降の私は変わってしまったといってもよいほどです。そして、今日に至るまで、ちょくちょくとごく小規模ではあるのですが、あの時と同じような体験が私の体内をめぐり、繰り返されていることに最近気づくようになりました。

これといった理由もなく、体がカッカッと燃えるように感じられることが、長年しばしば起きます。それが夜中に起きると創造性豊かな思考がもの凄いスピードで次から次へと頭を過るのです。また冷水に5分ほど浸かっているときにも、背筋がなんともいえない心地よいエネルギーが走ったかと思うと、視界がぱっと明るくなって、周辺の音が普段の数倍も大きく聞こえだす聴覚の変化とともに超意識状態にほんの数分間満たされるのです。こういった状態はすべて、私の体内でクンダリーニが上昇していることに関係しているのではないかと、最近思うようになりました。

そのクンダリーニを一度強烈なレベルで体験した32才の時には、その頃の私はヨガと瞑想に熱意を注いでいました。ヨガは一日に朝夕2回行ない、座禅も週に3、4回のペースで繰り返していました。そんなある日のことでした。注意力を集中することがぜんぜんできず、なにをしても心が落ち着かない状態に陥りました。かといって、体にみなぎるエネルギーをどう持っていけばよいのかわからずに、家の中を動きまわっていました。そんな状態の自分を一週間ほど感じていたように記憶しています。それがあるとき、凄まじい体験へと私を導いたのです。

その夜は、ヨガのレッスンを受けにヨガの先生の自宅に行くことになっていましたが、落ち着きを失った状態ではとうてい無理なので、先生に電話をして状態を説明しました。すると先生は、今日は来なくてもいいので、家で瞑想をするようにと助言してくれました。

子供たちも寝かせて家事も終えてから、夜10時頃から白いふすまの前で、結跏趺坐で私は座禅を組み始めました。30分ほどは、呼吸だけに意識を集中させて、心を落ち着かせようと努めました。

そいしているうちに突然、私の下半身から上に向かって、コンクリートで固められたようにだんだんと固くなり、身動き一つできない状態になりました。呼吸もどんどん弱くなり、胸のあたりまで固まった頃には、驚いたことにまったく呼吸をしていない自分がいました。それまでに一度も経験したことのない、なにか異常なことが起こったことを自覚しました。不安な気持ちもよぎったのですが、身動きひとつできないので、そのまま内観を続けました。足の先から頭の先までかちんこちんに固まるまであまり時間を要しなく、ひょっとすると自分は死んでしまったかもしれないと思うほどでした。

そう思うや否や尾骶骨のあたりから、なんともいえない不思議な感覚が走りました。尾骶骨周辺からくるっとなにかが回転したように動きがあり、それが背骨を伝って上昇するというエネルギーをはっきりと感じとれたのです。『これが幻のクンダリーニか!』と、瞬間的に内心確信しました。当時の私は、クンダリーニに関する知識がほぼゼロに等しかったにせよ、これは間違いないと瞬時分かったのです。それははっきりしない微妙なものではなく、強烈なエネルギーの流れでした。それを自覚した瞬間から、止めどもなく連続的にそのエネルギーの流れが背筋を伝って上昇しだしたのです。仙骨のあたりから背骨を経て脳に上昇していく精気の流れで、私の体内は満たされました。そうしているうちに一条の光の流れが、脊髄を伝わって脳天まで達するのを感じました。

ちょうどその時点で、半眼でふすまを見つめていた視覚範囲が拡大し、自分の背後まで360度見えるほどの状態になりました。同時に明るさがぱっと増しました。それは普段の私が世界を見ている明度が、比較にならないほど暗かったということを、私に気づかせました。

視覚に関してもう一つ驚くべきことは、目の前のふすまにゆらゆらと燃えている陽炎が映っていたのです。不動明王の背後に描写されているような炎の影でした。『ひょっとするとこれって、燃えているのは私!?』と一瞬思ったのですが、その程度の短い単独思考だけで、連鎖的に次に頭をよぎる思考が途絶え、思考が停止したかのような状態になっていました。しばらくそうしていると、周りの世界と自分との境界線が消え失せて、自分イコール世界として感じ取ることができました。

身動き一つしないで座禅を組んでいる私からさざ波が立つように幾重もの光の輪が広がっていました。まるで光の分子が見えるかのように。各分子が淡い蛍光色の虹色の光を先端にまとっていて、周囲のあらゆるものと自分との境目がないパターンとしての視界が広がっていました。そのような状態で、おそらく私の脳の視覚中枢が、きわめて微細な光明分子を網膜や視覚神経を経由せずに直接とらえていた、と考えられます。

このプロセスによって私自身である自我は肉体の束縛から解放され、いわゆる「法悦」状態に入っていきました。肉体的感覚は失せ、まるで空中に浮かんでいるかのような感じでした。呼吸もしていなく、身動きもできずに法悦の境地に入り込んだ私は、やはり死んでしまったのかと、また一考がよぎりました。それにしてもそれは、その時点でどうでもよい些細なことであり、それまでの私の生は、この境地にたどり着くためにあったとさえ感じられたのです。生きていようが、死んでいようが関係なく、ただ至福にみち、至高の意識と同一なる者である私となったのでした。そんな状態の中で、聞こえてくるなんともいえない天使が奏でるような音響と、知覚できる光彩は、私が錯覚したということはありえない強烈さと鮮明さを伴っていました。決して夢でもなく、自分が作り上げた妄想でもなかったことを、今でも私は断言できるのです。

思考が完全に静止した状態となる直前には、その時点までの人生のあらゆる疑問や悩みがひとかけらもなく、一切から解放された格別なすがすがしさに包まれました。それと同時に至福の光で私の頭は満たされ、なんとも表現しようのない歓喜に包まれました。

このような状態が、夜明けまでの6時間ほど継続しました。朝日が昇ろうとした瞬間に、パチンという体内の音とともに、まるで電源を抜いたかのように身体の硬直は溶けて、私はその場で崩れてしまいました。そのあと徐々にまた元通りの意識と生活に私は戻っていったのですが、その神秘体験から数日間は、時間が逆になったと思えるほどの鮮明な予知能力が続きました。例えば、誰かが電話してくる数分前に誰がかけてきて何を語るかが、明確に全部わかってしまうのです。

しかし、あのような境地を一度味わうと、また戻りたいと思うのは当然です。私は何度も瞑想を試みたのですが、そのような下心で座ると逆効果であることは明らかでした。ならばまた呼吸法に集中して座禅をと試みたのですが、それによって少しは体が硬直するところまで、意図的にもっていくことが可能でした。それにしても、あの時のような強い精気の流れをまったく感じとることができませんでした。

そうしているうちにクンダリーニについて書かれている本を偶然にも手に入れることができました。その本はダンテス・ダイジという名の座禅老師によって書かれたもので、最後に電話番号が載ってました。その本を一読した後、私は電話をかけてみました。すると驚いたことに受話器を取られたのは、著者本人だったのです。私がなにも述べない先から、「座布が低すぎるので、流れが止まってしまうのだ」といきなり助言されると、その一言だけで電話を切られてしまいました。なんとも信じがたいことですが、さすがにクンダリーニを覚醒させた人物だけあって、透視力をまざまざと証されました。もっと聞きたいことがあったので、そのあとも何度か電話をかけたのですが、かいもく応じてくれませんでした。

まさにあのような超常現象を体験することになるとは知らずに、なんの準備もなく、私は固く封印されていた古代人の秘密の鍵をはずしてしまい、人間の中に眠っている凄まじい力を突然解き放つことができたのです。

『クンダリーニとは、生殖器より少し下がった尾骶骨のまわりに蛇のようにどくろを巻いている休眠状態の宇宙生命エネルギーである。その蛇の口にあたるところが、スシュムナー管(脊髄にそって頭頂の意識中枢までのびている毛髪様の導管)といわれ、普段の状態で開口部はふさがれている。クンダリーニが目覚めると、スシュムナー管を頭頂に向かってシャクティ(女王)が昇り、神経組織全体が影響を受け、重大な変化が起こる。つまり、はるかに広範な神経細胞群がいっせいに活性化し、体内のより大きな拡がりをもつ部位から抽出されるプラーナ放出成分が、濃縮された形で脳に流入するようになる。最終点で身体の第七生命エネルギーセンター(クラウンチャクラ)に住するシヴァ神とシャクティ(女王)は合一するといわれている。その際に身体の生命機能は全面的、もしくは部分的に停止するので、しばらく身体が冷たく死んだようになるといわれている。』と、クンダリーニの説明には書かれています。

クンダリーニは、私のように急激に活性化させることもありますが、徐々に穏やかに活性化する場合もあります。後者のほうがむしろ多いようです。各人の気質、体格、成長の度合いなどに応じてその深度と効果も異なります。霊能力やチャネリング能力、透視力、予知力などといったいわゆる超能力や、果たしては並ならぬ創造性なども、すべて目覚めたクンダリーニの働きであるといえましょう。そして、今回このクンダリーニついて記述する理由は、まさに今アセンションのプロセスにある私たちの身体と意識がこのクンダリーニ上昇現象という観点からとらえることによって、より具体的な見方ができるのではないかと思ったからです。

シャクティが断続的に活性化したという人間の例はかなりあります。クンダリーニが早くから活性化していて、幼少の頃から超越的ヴィジョンを見たり、時には法悦状態に入ったりもする人たちもいますが、しばらくすると平常意識に戻るというような例は、世界各国にみられる神秘家や聖者たちの場合に多いのです。幼少期から自然と起きる場合もあるということであれば、ヨガの修行や瞑想などの精神訓練の結果導かれるということでもないのです。それにしても、クンダリーニの覚醒に伴って起きるさまざまな徴候のことを説き明かした書物はきわめて少ないといえます。

クンダリーニが突然覚醒するとどうなるのか、なかなかやっかいな精神的症状がちょくちょく出てくる可能性も多いのです。時として気を狂わせ、人生をめちゃくちゃにする危険さえもはらんでいます。理由もないのに落ち着きがなくなってイライラすることも、このクンダリーニに関係しているのかもしれません。しかし、うまくクンダリーニが上昇すると、超人的ともいえる驚くべき能力と卓越した意識につながることができるので、実に紙一重なのです。

このクンダリーニのパワーについて、もう少し古代インドの哲学をもとにそのメカニズムを捉えてみることにします。

宇宙からのエネルギーであるプラーナが通る気道を「ナディ」といいます。ナディは体内に約72,000本あるとされていて、中でもクンダリーニ覚醒に重要だと考えられているのがスシュムナー、イダ、ピンガラの3本のナディ(管)です。スシュムナー管は脊髄の末端から頭頂へと伸びていて、それに絡むようにイダ管とピンガラ管がらせん状に伸びています。この3本が交差するところにアジナチャクラ(第三の目)があります。イダ管は、仙骨の左の方から始まって左鼻腔まで続き、右脳に作用します。女性と月のエネルギーを象徴しているといわれていて、身体や精神を浄化し、栄養を与えます。一方、ピンガラ管は仙骨の右の方から始まって、右鼻腔で終わり、左脳に作用します。男性と太陽のエネルギーを象徴していて、肉体を強化し、パワーを与えてくれます。

ムーラダーラチャクラ(仙骨)に眠るシャクティ(王女)がスシュムナー管を通って、アジナチャクラに眠るシヴァ神(王)の元に行き、1つとなってサハスララチャクラ(頭頂部)から宇宙に向けて解放されるといわれています。シヴァは智慧、シャクティは生命力を表していて、これらが合体するということは、すなわち解脱を意味します。

クンダリーニがスシュムナー管以外のナディ(管)から誤って上がると、霊的にも肉体的にもきわめて重大な混乱が起きえます。治る見込みのない身障害や気狂いになったり、時には死を招くことさえあるといわれています。スシュムナーの右側に位置する熱を統御する太陽の気道ピンガラを通ってクンダリーニが目覚めると、外から治めようとしてもまったくコントロールのきかない体内熱のために、最悪の場合は文字通り、焼け死んでしまうこともあるそうです。私は32才のときに体験した強烈なクンダリーニは、左側の月の気道イダを目覚めさせたらしく、身体を内部から焼き尽くすピンガラの焦熱効果を中和させていたと考えられます。

クンダリーニが覚醒した日から死ぬまで不断に蛇の炎が燃え続け、そのために意識変革を起こさせていると古代インドの文献は説いています。

さて、クンダリーニと神経系とは切っても切り離せない関係があります。現代病の代表的な一つとして、自律神経失調症というのがよく知られていますが、これはご存知のように交感神経と副交感神経のバランスが崩れることによってもたらされる病です。実は古代インド医学ではすでにこのような症状についての知識があり、この二つの神経系を、イダ管とピンガラ管に当てはめています。つまり、イダ管が交感神経で、ピンガラ管が副交感神経に関係しているとしてとらえています。自律神経失調症がクンダリーニに関係して起きているのならば、西洋医学的な治療だけではどうにもならないように思われます。

ここで一つ面白いのは、医療のシンボルマークである「カドゥケウスの杖」は、まさにスシュムナー管を軸に左右絡むイダ管とピンガラ管を描いたものであり、クンダリーニエネルギーを明らかに表現しているように思われます。私たち人類の進化とクンダリーニ上昇は、密接に関係しているのではないでしょうか。まずはこれら3つの管を心の中でイメージし、クンダリーニを活性化させることに役立つのではないかと思っています。意外とすんなりと安全に・・・

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