関係性と過去世

過去世1
「人生」は、川を比喩に用いてよく例えられます。私たち自身の意識についても、川に例えることができます。

川面には流れがはっきり見えていますが、見ることができない川底にも別の流れがあります。魂の記憶や秘められた欲望が力強く流れているのです。それは、何 回もの生まれ変わりを通して魂が経験したすべての蓄積がもたらす流れです。深いところのその流れによって、人生を通して誰に惹かれ、誰を避け、なにを好 み、なにを避けるか、表面の流れ方を影響します。人生のパターンや習慣、他とのかかわり方といったものも、川底の流れに左右されます。今までに魂が経験し たすべてが無意識層を形成し、強い影響を与えているのです。

今生でかかわる人たちの大半が前世でもかかわっていた人たちなのです。おそらく、多くの生まれ変わりを通して、役割交代しながらかかわってきた人たちなの でしょう。私たちの両親、兄弟姉妹、子供たち、友だち、知人、上司や職場の人たち、セミナーで出会って意気投合する人たちなどです。苦手な人たちや、喧嘩 別れした人たちも含まれています。今の自分の人間関係は、幾度もの生まれ変わりの総決算であり、結果でもあるわけです。魂の過去世の記憶が、今生の人間関 係や経験に強く反映され、ご縁や経験を引き寄せます。また、物事に対して私たちがどのように反応するかも、実は魂の記憶と深くかかわっているのです。勿 論、他人の反応も、彼らの魂の記憶と深くかかわっているといえるのです。

ですから、理由もないのにどうして自分が責められるのか?

こういった意味不明なことのたいていが、相手がその人自身の魂の記憶に反応しているだけなのです。これが納得できると、余計な心配をしたり、傷ついたり、反応したり、憤慨させられることも減るのではないでしょうか。

誰もが過去世を通して、愛、情熱、思いやり、疑惑、憎しみ、嫉妬、復讐、絶望感といったさまざまな感情を経験した上で、今ここに生を宿しています。今生に おいて、恐怖心などさまざまなネガティブ感情がなかなか手放せない場合は、過去世における魂の記憶が強く残っていることが多いのです。その記憶を辿り、認 識さえすれば、特定のネガティブ感情から解放されることが可能です。

夢はそういったネガティブ感情を克服する手段を与えてくれます。たとえば、なにか恐ろしい生き物に追いかけられるような悪夢はその典型です。繰り返しその ような夢を見るのであれば、過去世から続くネガティブ感情を、今生で克服するチャンスを夢が与えてくれているのです。夢の中でいつも逃げ回っていたり、恐 れていては、ネガティブ感情は浄化されません。逆に夢の中でその恐ろしい対象を攻撃している間は、これもまだ浄化できずにいるのです。何度も同じような夢 を見ているうちに、いずれ夢の中でそれほど怖くないな、と感じるようになっていきます。これはある特定のネガティブ感情を完全に克服できるまであともう一 歩というサインです。夢の中でその恐ろしいしいものに面と向かって、「もうやめて!」という勇気をもつようにしてみてください。あるいは、その恐ろしいも のと仲良くなるようにすると、克服したことになります。退行催眠や過去世療法を受けるよりも、ずっとパワフルな方法です。

さて、過去世から引き続いている深い関係性は、「良い関係性」と「悪い関係性」といったように明確に分けられるものではありません。たいていは、両方が ミックスされた深い関係なのです。一緒によき人生を送った、つまり、よいカルマの魂の記憶か、あるいは一緒に多くの問題や不一致を経験した強い魂の記憶に よって、今生でも互いに巡り会うように引き寄せ合うのです。

それにしても、過去世の良好な関係性が、今生においても同じように持続するとはかぎりません。先天的な相性の良さがあったとしても、互いに今生におけるラ イフパーパスは異なるので、それによって対立も起き得るのです。しかし、たいていの場合は、過去世の良好な関係性が確立していることによって、今生でも互 いにサポートしあい、楽しい関係性を築くことができます。

逆に過去世において良くなかった関係性は、今生においても知らず知らずのうちに、苦痛を生みやすくしてしまいます。過去世の関係性のあり方を意識して、改 善しようと互いに努力しないかぎり、カルマをさらに大きくしてしまいがちです。そのような関係性を避けようとしても、カルマの法則によって避けられない状 況が生まれます。その良くないカルマを今生で解消させようとする目に見えない力が働きかけるからです。過去世において相手に与えた影響が、今生でも受け継 がれて苦しい関係性を生み出すことになるのです。

自分の周りの関係性を、川底の流れである過去世を含めた捉え方をすることによって、冷静に見つめることができたり、さらに改善できるように心がけることができるようになるでしょう。

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