平行宇宙は創れるものか???

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2月11日に「エハン塾」でも取り上げました「神の粒子」実験に関する最新情報です。

2015年3月20日の英国 Express より

大型ハドロン衝突型加速器の科学者たちは、いずれ「パラレル・ユニヴァース」とコンタクトすることを願っている

CERN (欧州原子核研究機構)の大型ハドロン衝突型加速器( LHC )で驚異的な実験を行っている科学者たちは、パラレル・ユニヴァース(平行宇宙)へのコンタクトの希望を持っている。

スイス・ジュネーブの CERN にある驚くほど複雑な「原子衝突器」 LHC は、これまでにない高エネルギーでの素粒子反応を起こすために、陽子ビームを加速しての正面衝突実験を行っている。

その目的は、様々な検出と、そして「極小ブラックホール」を生成することだ。

この実験が成功したなら、完全に新しい宇宙が明らかにされ、物理学の書だけではなく、哲学書も書き換えられることになる。

実験が成功した場合、私たち自身の宇宙の重力が、パラレル・ユニヴァースへ「流出する」可能性さえあると LHC の科学者たちは言う。

LHC の高エネルギー粒子加速実験は、当初、批判的な立場の人たちから非難されていた。彼らは、実験によってブラックホールが生成され、私たちの宇宙が消滅してしまう可能性を挙げていた。しかし、そのようなことは起きておらず、ジュネーブは現在も無傷で残っている。

実際、LHC の実験は成功している。科学者たちは、宇宙のビルディング・ブロックであり「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子の存在を証明した。

そして、今は、いまだに検出されていない「暗黒物質(ダーク・マター)」の検出に進もうとしている。暗黒物質は、宇宙の大部分を占めると考えられている、私たちには認識できないとされる物質だ。

しかし、来週行われる実験は、内容がやや異なるものだ。

実験チームのひとり、ミール・ファイザイ( Mir Faizal )氏は以下のように語った。

「これはちょうど、たくさんの紙が平行に積まれているようなものです。それらには、[幅と長さ]という2次元オブジェクトが[高さ]という3次元の中に存在している。そして、パラレル・ユニヴァースは、さらに高い次元(余剰次元)に存在しているという可能性があるのです」

「私たちは、重力が余剰次元に流出することを予測しています。そしてもし、それが起きた場合、極小ブラックホールが LHC で作られるでしょう」

「通常、人びとが多次元を考える場合、量子力学の多世界解釈(エヴェレットの多世界解釈)を考えます。これは、どこにでもその可能性があるというものです。しかし、この多世界解釈は実験できるものではないので、科学というよりは、むしろ哲学です」

「それらは、私たちが述べるパラレル・ユニヴァースではありません。私たちが述べるパラレル・ユニヴァースは、余剰次元に現実として存在する宇宙のことです」

「これは、LHC での極小ブラックホールの検出によって、私たちの宇宙の重力が、余剰次元の宇宙へと流れていく可能性についてテストするものなのです」

「私たちは、極小ブラックホールの検出の期待が持てるエネルギーを計算しました。それは[重力の虹](gravity’s rainbow)という新しい科学理論による計算です」

「もし、この算出されたエネルギーで、私たちが極小ブラックホールを検出した場合、その後、[重力の虹]理論と余剰次元理論が正しいことを知ることになるでしょう」

LHC の発射エネルギーは、テラ電子ボルト( TeV )を計測している。テラボルトは、1,000,000,000,000ボルト、あるいは、100京(けい)電子ボルトなどレベルのエネルギーだ。

今まで LHCは、5.3 テラ電子ボルトより低いエネルギーレベルで、極小ブラックホールを探索してきたが、最近の研究では、これではエネルギーが低すぎることがわかった。

その研究では、少なくとも、6つの次元で 9.5テラ電子ボルト、10の次元で 11.9テラ電子ボルトのエネルギーレベルで、極小ブラックホールが形成されると予測されている。

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