魂の旅 その10 共時性に生きる

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数字の共時性を追っていく学びは、
ある日は3ならば、次回は17といったように、
その日最初に出会った数字をもとに
ランダムに展開していった。

目の前に現れた数字と同じ数を
数日後にまた追うこともあった。
そうしているうちに特定の数字に対して
友だちのような感覚が生まれてきた。
中にはとっつきにくくて、
私たちを避けているような数も発見した。

ぴょんぴょん跳ねるような性格の数、
おとなしくて親しみやすい数、
さらには関係性の深い色を示してくれる数、
数そのものが持つバイブレーションを
私は感じ取れるようにだんだんなっていった。

すると共時性を追うことから
数のほうから進んで現れてくれるといった
なんとも奇妙な状態に入っていった。

『なるほど、これをアルフレードは
私に経験させるためだったのか』

まさに引き寄せを自由に操るレッスンとして、
数の性質を感じ取り、知ることから始めたわけだ。

アルフレードは天体の動きにも詳しかった。
ある時彼のアパートを訪ねると、
妙な顔をして空っぽになったジャムの瓶を、
2つ私に見せてくれた。

「金星のせいだよ。
金星が空のあの位置にくると、
決まってこうなるんだ」

アルフレードは窓を開けて、
空で一際輝いている星を指さして私に示した。

「パンにつけて食べたのですか?」

「いや、ジャムだけだ」

『なんと変わっている・・・』

内心私はそう感じたが黙っていた。

アルフレードの食生活は常に、
天体の動きに合わせたものであることに、
やがて私は気づくようになっていった。

それ以上に驚いたのは、
彼の生き方は、
いつもサインが現れるのを待ってから、
シンクロの導きによって行動に移すことだった。
自らの自我に任せた行動は、
ほとんどとらないに等しかった。

つまり、私にナンバーのレッスンを、
手ほどきしてくれたような方法で
なにごとに対しても彼は常に行動していた。

「人間は自我に振り回されて、
実に無駄な行動をとるようになった。
ちゃんとサインが送られてくる前に
腰を上げるから、
すべてのタイミングがずれて、
混乱を自ら招くようになる」

これは私にとって生涯かけがいのない教えとなった。

私は30年近く前から再び
シャーマンと呼ばれる北中南米の先住民たちから
個人的に教えを受ける機会に度々恵まれたが、
彼らすべてに共通する基本は、
この教えだった。

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